遺言の基礎知識

遺言の基礎知識 · 31日 1月 2024
以前は、配偶者が被相続人の生前に財産(特別受益)を受けていた場合は、この財産(特別受益)は配偶者の相続分から引かれていました。 つまり、遺言に持戻しについて記載がないと、持戻しが認められませんでした。...
遺言の基礎知識 · 30日 1月 2024
配偶者短期居住権とは、居住建物の所有権の帰属が確定するまでの間、被相続人の配偶者が一定期間、無償で居住建物を使用することができる権利をいいます。 配偶者は、相続開始時に、被相続人の所有する建物に無償で居住していた場合には、配偶者短期居住権を取得することができます。 期間は、原則として、...
遺言の基礎知識 · 29日 1月 2024
配偶者居住権とは、被相続人の配偶者が、終身または一定の期間、無償で被相続人が所有する住居に住み続けることのできる権利です。 以前は、配偶者居住権がなかったので、被相続人の財産が、不動産と現金であった場合、配偶者が不動産を相続すると、現金が相続できなくなり、生活に不安がありました。...
遺言の基礎知識 · 27日 1月 2024
付言事項とは、 1.家族やお世話になった人への感謝の気持ち 2.遺言に対する思いや願い を遺言を通して伝えるものです。 自分を支えてくれた家族やお世話になった人に財産をおくるわけですが、家族やお世話になった人へ、最期のメッセージを伝えることができます。...
遺言の基礎知識 · 26日 1月 2024
予備的遺言とは、遺言者が死亡する前に、先に相続人や受遺者が死亡した場合を仮定して、備えておく遺言です。 例えば、遺言者が夫で、相続人である妻に全財産を相続させる遺言を書くとします。 仮に、相続人(妻)が、遺言者(夫)より先に死亡した場合に、遺言者の全財産を遺言者の母校に遺贈するなどといった内容の遺言です。...
遺言の基礎知識 · 25日 1月 2024
遺贈とは、遺言により財産を、法定相続人以外に贈ることをいいます。 贈る相手は、個人でも、団体でも、法人でも構いません。 会社や学校、宗教法人や研究機関などに贈ることができます。 遺贈の注意点として、...
遺言の基礎知識 · 24日 1月 2024
遺言を書くだけでは、目的は達成できません。 遺言者の死後に、遺言内容を実現してくれる人が必要です。 遺言執行者とは、遺言者の死後に、遺言内容を実現する人です。 遺言執行者を、遺言で指定することで、相続手続きが滞りなくできます。 遺言執行者の主な権限は、 1.相続人調査 2.財産目録の作成 3.預貯金の払戻しや分配 4.株式の名義変更 5.不動産の登記手続き...
遺言の基礎知識 · 23日 1月 2024
遺留分とは、民法で定められた、一定の相続人が財産の一定割合を承継する権利を保障するものです。 遺留分の権利を行使できる人を、遺留分権利者といいます。 遺留分権利者は、次のとおりです。 1.配偶者 2.子及び代襲相続人 3.直系尊属 つまり、兄弟姉妹以外の相続人です。 遺留分はの割合は、次のとおりです。...
遺言の基礎知識 · 22日 1月 2024
法定相続分とは、民法で定められた、各法定相続人が遺産を相続する際の割合です。 1.相続人が、配偶者だけの場合 配偶者がすべて相続します。 2.相続人が、子だけの場合 子がすべて相続します。 子が複数いる場合は、均等に分けます。 3.相続人が、配偶者と子の場合 配偶者が2分の1、子が2分の1相続します。 子が複数いる場合は、2分の1を均等に分けます。...
遺言の基礎知識 · 21日 1月 2024
法定相続人とは、民法で定められた相続人のことをいいます。 遺言を書くときは、まず、相続人の確認から行います。 1.配偶者は、常に相続人となります。 2.被相続人の子は、第1順位の相続人になります。 ・子が相続前に死亡している場合は、孫が相続人になります。(代襲相続) ・子も孫も相続前に死亡している場合は、ひ孫が相続人になります。(再代襲相続)...