キャッシュフロー表とは、1年ごとの収入および支出、年間収支、そして金融資産残高を記載した表です。
例えば、令和X年度の、年間収入の予定、年間支出の予定、その差額である年間収支の予定、そして、金融資産残高の予定を計算します。
これを、20年とか30年先まで計画するのです。
年間収入には、給与や賞与、公的年金等があります。
年間支出には、食糧費などの基本生活費や、教育費、住宅ローン、家賃、保険料、自動車購入代金等があります。
年間収支は、年間収入から年間支出を引くと求められます。
金融資産残高とは、現金や預貯金、株式や投資信託などの残高をいい、不動産は含みません。
キャッシュフロー表を見るポイントは、次のとおりです。
・収入が支出を上回っていれば、ひとまず問題はありません。
・支出が収入を上回って、収支がマイナスであっても、金融資産残高でカバーできれば、ひとまず問題はありません。
・しかし、金融資産残高にマイナスが生じる場合には、手持ちの資金がなくなるので、注意が必要です。
まずは、現状(対策前)のキャッシュフロー表を作成します。
金融資産残高がマイナスになるようでしたら、対策を講じます。
その上で、キャッシュフロー表(対策後)を作成します。
将来的に金融資産残高がプラスであり続ければ、お金の不安は解消されます。
つまり、お金の面での「安心」を得ることができます
キャッシュフロー表は一度作れば終わりではありません。
家族の予定(イベント)が変更になったり、思いのほか出費がかさんだり、逆に出費が抑えられたり、税法や社会保険制度が改正されたり、現実には様々なことがあります。
そのために、キャッシュフロー表は、1年に一回は見直しが必要です。